透明可視化にこだわった磨き技術
荒川技研は通常の手磨きに加え、エアロラップというラッピング装置を併用し、磨きにこだわっています。
エアロラップは微細な粒子を素材に当てることで、表面を研磨します。これにより、手では届かな部分でも透明度を出すことができます。素材については、アクリルなどの一般的な素材から、ポリエーテルイミド(PEI)など耐熱性の高いものも手がけています。
2020可視化モデルサンプル

機能部品ホルダー
最大径:182φ 高さ:101mm
業界初!!ご要望にお応えし、可視化度合を数値化「ヘーズメーター」導入
本器HM-65L3は、透過物体(プラスチック、ガラス、液体等)の全光線透過率、拡散光線透過率、ヘーズ(曇り価)が得られる測定機です。
測定方法 | ダブルビーム方式 |
資料サイズ | 50×50〜400×400mm |
測定項目 | 全光線透過率 (Tt) |
拡散透過率 (Td) | |
ヘーズ (曇り価) (H) | |
平行光線透過率 (Tp) | |
分解能 |

弊社は幅広い分野の可視化モデルをご提供してまいりました。 今まで、透明度に関してアナログ的な目視検査で済ませておりましたが、この測定機の導入により、可視化モデルの 透過率をデジタル化することが出来ました。
※平面の透過度合を数値化させます。曲面は測定できませんのでご了承ください。
製品紹介
可視化実験用部品
エアロラップを使い、手では届かない範囲の磨きもきれいにできています。手が届くところは手仕上げを施しています。

全体

側面

穴部拡大
可視化実験用フランジ
初めにエアロラップをかけ、手で仕上げています。透過度には自信があります。

可視化用アクリルフランジ
ポリエーテルイミド(PEI):耐熱用可視化製品
エアロラップをかけることで、PEIも透明にできます。素材独自の色は消せませんが、通常以上に透明にできます。
PEIは耐熱温度が170℃以上ですので、アクリルやポリカーボネートでは熱的に対応できない実験にも使えます。

可視化用PEI
透過率測定データ
試料 : アクリル透明(キャスト板 5ミリ厚 50ミリ X 50ミリ 角)
試料名 (仕上げ方法種別) | 全光線(τt) | 拡散光線(τd) | ヘーズ (曇り度)(H) | 平行光線(τp) | |
---|---|---|---|---|---|
0 | 空気層 | 100 | 0 | 0 | 100 |
1 | 未加工 試料 | 92.7 | 0.7 | 0.8 | 92 |
2 | ツール(カッター)目 (6φx8000rpmx1000mm/mim) | 86.3 | 46.4 | 53.7 | 40 |
3 | 02加工+#600 ペーパー仕上げ | 86.1 | 69.7 | 81 | 16.3 |
4 | 02加工+ブラスト(PP POWDER) | 86.6 | 71.4 | 82.5 | 15.1 |
5 | 02加工+#1200 ペーパー仕上げ | 87.7 | 54 | 61.6 | 33.7 |
6 | 02加工+#2500ペーパー仕上げ + #エアロラップ | 92.3 | 0.7 | 0.7 | 91.7 |
7 | 02加工+#1200 #1500 #2000 #2500 #エアロラップ | 92.4 | 0.3 | 0.3 | 92.1 |
8 | 02加工+#1200 #1500 #2000 #2500 #7000 #コウンパウンド青黄 | 92.6 | 0.3 | 0.3 | 92.3 |
9 | 02加工+ダイヤモンドカッター (5φx20000rpmx1000mm/min) | 92.5 | 0.7 | 0.8 | 91.8 |
※備考
・規格 全光線:IS K 7361 ヘーズ:JIS K 7136
・透過率測定は平面のみとなります。
透過率 サンプル画像

試料 1&2

試料 2&6

試料 2&3

試料 2&7

試料 2&4

試料 2&8

試料 2&5

試料 2&9